韓国の宗教には、“仏教”や“儒教”、“キリスト教”などがあります。
“仏教”は4世紀半ばの三国時代に中国から韓国に伝わり、それが6世紀の半ばに日本に伝えられましたが、韓国では三国時代が終って14世紀末の朝鮮王朝の時代になると仏教は弾圧されて寺院は山中に追いやられました。
けれどもそれにもかかわらず豊臣秀吉の朝鮮侵略や、日本帝国主義時代のように国の危機に直面したときにはいつも僧たちが先頭に立って国を守ってきました。
そして、日本ではお寺というとお葬式やお墓の管理というイメージが強いのですが、韓国では学問と修行の場として位置づけられるようになりました。
“仏教”に代わって朝鮮王朝が“儒教”を奨励し始めてからというものは、伝統的なお葬式や結婚式の殆どは、“儒教”のしきたりに則って行なわれています。
儒教というのは“孔子”を祖とする教えで、あらゆるものに上下の差異をつけるということが基本となっていることもあって、「目上の人を敬って礼儀正しくしないといけない」とか「年長者の前ではタバコをすってはいけない」、「電車などに年長者が乗ってきたら、すぐに席をゆずらなければならない」などというように言葉遣いから日常の細かな態度に至るまで、「年長者に対しては礼を尽くすこと」「祖先を崇拝すること」、「君臣の礼を守ること」、「男女の格差を設けること」などが小さい頃から厳しくしつけられ、国民の精神的基盤となって心の奥深くにまで浸透しています。
このように儒教のイメージがかなり強い韓国ですが、実はその宗教人口はわずか1%程度で、23%を仏教が、25%をキリスト教信者が占めています。
実際に車で走ってみると殆どの外国人が驚くようですが、韓国の街中にはいたるところに教会があり、ソウル市内には信者を数十万人抱えているところもあるようですが、儒教という地盤の上にキリスト教を布教することができたのは、韓国キリスト教会が“男尊女卑”などといった儒教の思想をしっかりと引き継いでいるからだといわれています。
最近では高学歴の女性の社会進出も多いようですが、世界的には韓国で女性の地位が低いのは“儒教”の影響によるもののようで、このようにずっと男性優位であった国で、女性が進出して男性並みに社会的地位を得ようとすれば女性としての武器である“美貌”が必要となるのも理解できるような気がします。
【韓国,仏教,儒教,キリスト教】
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